wood plate|usurai|Φ 240mm
¥8,800
SOLD OUT
この木の皿は、雪にさらされた古材のように色あせています。
表情もばらばらですが、多少傷ついても気になりません。
挽物(ひきもの)職人と漆器職人が協働して、毎日の食卓で使う木の皿を形にしました。
wood plate -usurai-
made of Japanese Horse-Chestnut / Japanese lacquer
made by YOKOYAMA Wood Turning / KOMAI SHIKKI
directed by WASHIZUKA GLASS STUDIO
素材 栃(トチ)の木、漆(拭き漆)、撥水ウレタン
制作 横山挽物木地、駒井漆器
企画 WASHIZUKA GLASS STUDIO
Φ24cm×H2cm
¥ 8,800
○2022年12月より、仕様変更に伴い価格改定させていただきました。
アンティークの様な、あらかじめの使用感が、生活に優しく馴染みます。
食材が映えるように、できるだけ主張しない仕上がりです。
使い込むほどに味わいが増すので、気兼ねなく使ってほしい。
毎日の食卓で慣らしながら、一緒に歳をとるお皿です。
まな板の様に、パンやピザなど様々な食材をカットしてください。
ナイフやフォークが当たっても、いやな音の鳴らない優しい木の皿です。
◎漆塗りについて
「薄氷(うすらい)塗り」と名付けたこの仕上げは、黒漆を薄く拭くことで、木目が透けて濃淡が際立ちます。
色味を抑えた墨色は、様々な場面で食卓を演出する小道具として使っていただけます。
侘びた水墨画の様に、樹齢約100年の栃材の一点一点異なる表情をお愉しみください。
◎挽物木地について
挽物木地を50年以上つくり続ける木地師の横山さんが一枚一枚削り出します。
木工ロクロの回転軸と平行に、鉋(かんな)を両手に、あぐらをかいた膝で鉋枕をおさえて作業します。
鉋も木地師が自ら火造り(鍛治)します。加賀藩の貯木場であった庄川流域に息づく北陸・富山に伝わる技術です。
◎栃(トチ)材について
トチの横木板を材料に加工するため、二つとない変化に富んだ自然の杢目が現れます。
原木から板材に製材し1年ほど自然乾燥させます。その後、木取り・荒挽きし(鉋屑を燃料に水分8%まで)強制乾燥した後に削っています。
〜無駄を無くしたい〜
製材、乾燥の後、削って初めて分かる癖が激しい”難木目”の挽物木地は、これまで製品になりませんでした。私たちは、不揃いな斑(むら)とされてきた木の表情も、個性として無駄なく活かしたいと考えています。
自然素材との一期一会の巡り会いを愉しみとすることで、生産者とユーザーが協働して、生産から消費の流れに溜まっていく無駄を、暮らしの中から少しづつ無くしていきたいと思います。